2020年もあと少し。食卓と暮らしと。

今年の気持ちを書いておきたくて、ブログを開いています。

今年どれだけたくさんの食卓を毎日共に囲んだことか。

去年ならちょっと考えられないことです。

家族単位での暮らしが基本になり、仕事よりも健康が重要になりました。

ゲストハウスとしてスタートした風の森キッチンは去年有難いことにたくさんの方に来て頂きましたが、今年は様々な面からそれが困難になりました。住宅街の中で近所の皆さんに怖い思いさせてしまうかもしれないし、そもそも観光客も来ない。

そして、短期の宿泊を一旦停止して、下宿として一緒に暮らす仲間を募集しました。

毎日のごはんを一緒に食べて、皆でモリモリ元気に乗り切ろう!というのが今年のテーマになりました。

すぐお隣に越してきた橋本一家も加わって、家のこと、暮らしのこと、本当に家族のようにいろんなことを相談しながら過ごしました。

一緒に暮らすリスクも多い中、皆の協力があってここまでやってくることができました!

本当にありがとうございます!

これからも、元気いっぱい毎日ごはん炊いて、行ってらっしゃい!を言おうと思います。

ふうこ

大豆の収穫とタネの話

さて、前々回のブログで少し触れましたが、今回は大豆です!

今年5月、

自粛期間が始まりいろんな情報が飛び交う頃、

まだ畑計画はありませんでしたが、とにかく種を蒔こう!と庭の隅に大豆を植えました。

いつも風の森キッチンでお米と大豆をお願いしている能登の七原の自然栽培農家さん、結の手の大豆です。

途中庭の計画の都合で移動させられたり、虫に食べられたりしながらも逞しく育ち夏の枝豆も美味しくいただきました!

残りは来年につなぐ種として大豆になるまで育て、収穫して干していました。

そして、先日やっと脱穀(少ないので手作業で)しました!

ほんの一握りの収穫。

それでも確実に来年につなぐこの土地の種、2020年を共に乗り越えた種です。

少し長くなりますが、私が23歳ころに働いていた岐阜県奥飛騨の山奥で、ほんの一握りの地豆の種を探して分けていただき北海道の実家に持ち帰ったことがあります。私が生まれた頃に両親がたまたまその近くに住んでおり、美味しかったという豆のおぼろげな記憶を頼りに探しました。探し始めたはいいものの高山の朝市などで農家さんに聞いても知らないとのこと。諦めかけていた時に働いていた旅館の女将さんが友人たちに聞いてくれました。そして1人、とある村の出身という方が、そこの地豆がそうかもしれないと教えてくださいました。それがたまご豆でした。今では北海道の両親の農園で毎年たくさんのたまご豆(白たまご)が収穫されています。豆の栽培は手がかかるし、最後の脱穀から選別がとにかく大変で割に合わない農産物。でも毎年美味しいと喜んでくれるファンのために、数種類の豆を両親は作っています。そして売れる分の量は本当に少ないのに、自家用から私にもたくさんいつも送ってくれます。まさにひとつぶひとつぶ両親が育てた種です。

話が急に変わりますが、私が自然栽培について勉強していた時にきいた種の話です。種は地面に落ちて最初の根っこをひゅっと出した時にその土の情報を読み取るそうです。そして自分のDNAの中にある記憶の中から戦略をたて、育ち方を決めていきます。DNAはそれまでのたくさんの記憶からなる設計図であり、戦略本だということでした。例えば、栄養がたっぷりの土なら、あまり根を伸ばさずにどんどん近くから吸収して木や実をすばやく大きくしますし、痩せた土地ならば根をしっかり張ってゆっくり大きくなるという感じです。どちらも最終的には立派な実がなりますし、次の世代へと種をつないでいきます。そして設計図に新たな土地の記憶を刻んでいきます。実際私も、母が育てた苗が他の畑でだめになったり、その逆も見たことがあります。植え替え時の環境の変化に戦略変更が追いつかなかったケースだと思います。

前置きがめちゃくちゃ長くてすみません(^_^;)

種は過去を記憶して次へ繋いでいく大切な地図だと私は思っています。

今、世界各地でシードバンクや遺伝子組み換え作物への反対など、様々な活動が起こっていますが、私もまた、私たちが持続可能で健康的な明日をこどもたちにつなぐために、種への敬意を忘れずに日々生活していきたいと思っています。

この写真は、今年の3月に私が仕込んだ味噌。結の手さんの大豆です。今美味しく食べています。

この時の味噌作りワークショップに参加くださった皆さん、どうでしょう、うまくできましたか?

うちの大豆の収穫は味噌を仕込むほどはないので、また結の手さんにお願いして、仕込もうと思います。

こんな状況ですが来年もみんなで仕込めたら嬉しいなと願っています。

ふうこ

干し大根と発酵と微生物と今年最後のお弁当

SNSでも書かせていただきましたが、毎年の季節仕事のひとつに『旬の野菜を干す』があります。

今回は大根。

北海道では丸干しですが、こちらは気温が高いので粗く切って干すのがよいと学びました。

半干しにしたら、一部はサラダ、一部は昆布と醤油つけ、一部は甘辛く煮てつくだ煮になりました♫

干すと長持ちするだけでなく、旨味がぎゅっと凝縮され、さらに微生物により新たな旨味もでてきます。栄養バランスも変化します。(分解者は生産者と同じく偉大だと思っています!)

干したり漬けたり、先人の知恵は季節に足りないビタミンや栄養を補い、旨味も増やすんだからすごいです。微生物の力を借りて、免疫力を高め、ウイルスやストレスにも負けない丈夫で元気な体を維持していきたいですね!

昨日は今年最後のお弁当、甘酒とお塩に漬けたササミをジューシーなフライにしたこれまた最近の定番のひとつです。キャベツとターサイのクタクタ煮込みや、白菜の生姜ナムル、菊芋の塩きんぴら、ネギ焼き柚味噌など、冬らしく甘くなった野菜たちが入りました。

お弁当をこんなに長く続けるとは思っておらず、本当に全て手探りで今年は走り抜けてしまいました。

最後まで受け取り続けて頂いたみなさま、食材を届け続けてくださった農家さん、本当にありがとうございます。

たくさん働いてくれた風の森キッチンに住む微生物の皆さんもありがとうございました♫

日々営める事に感謝しています。

ふうこ

畑の様子

さて!すぐ目の前の空き地をお借りして始めた小さな家庭菜園。

ゆっくりペースで進めています^^

最後に植えたのは、冬ということで、いちご、玉ねぎ、そら豆、アスパラなど地植えは越冬するものを。

あとはプランターでサラダ菜や春菊などすぐにかきとって食べるもの。

早くに植えたルッコラが今はお弁当や日々の食卓で活躍しています⭐️

人参類が出来てきたら感動しそうです。

北海道では冬は作物が育たないのでとても新鮮です(玉ねぎやそら豆は初めて!!これでよいのかわかりませんがまずやってみます!)。

できるかな〜♫

一番最初の大豆は無事に収穫しました!次のブログで書こうと思います!

育っていくって本当にすごいですね、少しづつでもやっていきたいです♫

ふうこ

二周年を迎えてとりとめもない文

今月14日にありがたく2周年を迎えました。

今年は特別イベントをせず、当日はSNS動画でご挨拶させていただいたのみ。

静かな周年となりました。

ここでは飾らず正直に書きますが、本当に今日まで続けてこれるとは思っていませんでした。

もちろんそうしたいという強い意志はありました。

それでもなんどもこれまでだと思った時もありました。

気がつけばたくさんの出会いの中で助けられ、寄り添っていただきここまで歩んで来ることができました。

今は未来のことを希望を持って考えています。

お祝いにと可愛らしいプリザーブドフラワーを頂きました♫

それから、風の森のお酒や、美味しいコーヒー、チョコレート、、、大好きなものばかり^^♫

ありがとうございます!

嬉しかったのはスタッフのみんながお祝いに駆けつけてくれたことです。

今年はほとんど一緒に仕事ができなかったのに、

それぞれ生活が変化しながらも元気でやっていて、そんな近況報告をしながら、不思議と久しぶりな感じもしないいつもの顔ぶれ。

みんなGood Luck!! 2021年良い年になりますように、それぞれのペースで進んでいけますように。

健康で、持続可能な明日を共に築いていきましょう!

そしてまた面白いこと一緒に企てましょう!

心から願っています。

先日、鳩ヶ谷でうろうろと買い出しや配達をしながら、久しぶりの顔に会えたり、

『良いお年を〜』

と交わしながら、なんだかすごく嬉しい気持ちになりました。

およそ3年前に初めてこの街を訪れた時には、私はここでやっていけるだろうかという思いがありました。

帰りの坂道を車で下る時、ちょうど夕焼けが街にかかって、ついホロリとしてしまいました。

とりとめもないブログになりました。

読んでいただいてありがとうございます。

3年目も私にできることを、ひとつひとつやっていきます!

よろしくおねがいします!

ふうこ

急きょ決定しました。GoToトラベル年末年始除外

昨夜発表されました通り、年末年始12/28~1/11までGoToトラベルキャンペーンが対象外となります!

この発表に伴いキャンセルを無料でお受けいたします。

以下通達文になります!

ご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします!

Ⅱ.年末年始における全国的な旅行の取扱いについて
(1)新規予約・既存予約の取扱い
  新規の予約・既存の予約を問わず、全国において、12月28日(月)から1月11日(月)まで、
  以下のとおり、本事業の適用を一時停止します。
  ・宿泊を伴う旅行については、12月28日(月)から1月11日(月)までの間の宿泊を、
   旅行日程に含む場合は、割引対象外となります。
   なお、12月28日(月)チェックアウトの場合は、同日泊ではないので、割引対象となります
   (地域共通クーポンも同日まで利用できます。)。
  ・日帰り旅行については、12月28日(月)から1月11日(月)までの間に実施される場合は、
   割引対象外となります。

(2)キャンセルの取扱い
  (1)の既に予約済の本事業を利用した旅行について、本日(12月14日(月))20時から
  12月24日(木)24時までの間、無料でキャンセル可能とします。

年末年始の営業日のお知らせ

風の森キッチンの年末年始のスケジュールをお知らせします。

➀グランピング

年内25,26,27日のチェックイン、28日のチェックアウトまで営業

年始6日のチェックインより営業開始、6~10日は毎日ご利用いただけます。

※空き状況はお電話または問い合わせフォームより気軽にお問い合わせください!

080-8884-2699

http://kazenomorikitchen.com/form/

➁お弁当

年内28日まで、月曜、水曜、金曜日に通常通り営業いたします。

年始は6日水曜日より再開いたします。

前日16時までにお電話または、ショッピングページよりご予約ください。

③レストラン

恐れ入りますが引き続きレストランのご利用はお泊まりのお客様のみのご利用となります。

1/5に近くにございますカフェsenkiyaさんにて出張ランチを提供させて頂くのでどうぞお運びください。(ランチは売り切れる可能性があります、ご予約いただくと確実です。)

④下宿

下宿のご相談は常時承っております。気軽にお問い合わせください。

風の森キッチンでは暮らしの台所として、一人一人が生き生きと未来を描いていけるよう心から願っています。

毎日こねるぬか床も、土鍋のごはんも、いってらっしゃい!いってきます!の声も、

元気一杯、健康的な日々のための選択をしています。

外出時のマスクや帰宅時の手洗いの推奨、検温や宿帳の管理、共有スペースのレストラン営業の制限など感染症対策も様々に行なっていますが、暮らしの家として、家の中でのマスクの着用は任意としています。

理由は、風の通りをとても大切にしているからです。

庭のコンクリートを剥がしたのも、家の中の壁を無くしたり漆喰などの天然素材にこだわったのも、風の通りを重視したためです。水と風の中に住む微生物のおかげで、私たちは免疫力を得て力強く日々活動していると考えています。

風通しは気の通り道。

ほっと息をついて、気の通る気持ちの良い場所であることをこころがけています。

おいでの際にはご承知おきください。

2020年も、もう残すところわずか!

本当に大変な1年でしたがここまで続けられたことに感謝いたします。

いつも応援ありがとうございます。

来年もよろしくおねがいします!

ふうこ