生産者さんの紹介

③茨城県:そよかぜ農園

次のご紹介は夫婦2人と3人の子どもたち、番犬の豆太郎と猫のたまで営む自然栽培農園のそよかぜ農園さんです。

多品目栽培で定番野菜の他に普段ちょっと手に取らないような珍しい野菜、米や麦まで作付け、さらにセルフビルドで施設を建てたり、『縁農の日』としてオープンファームの体験会を開いたり、自家製米粉のお菓子屋さん『イツモノ』までされていてとってもパワフル!!

ではでは、早速質問に答えて頂きました!

Q、農園の場所など紹介をお願いします。

A、茨城県石岡市八郷(やさと)/2008年新規就農。八郷は有機栽培が盛んな地域で移住者も多いところ。主人が一人で農業を始め、約3年後にわたしが転がりこみました。

Q、農園を始めたきっかけは?

A、ざっくり言うと、美味しいもの・自然が好きだから。二人とも東京の中野区出身。(でも出会ったのは八郷なのです。田んぼで。)主人は大学卒業後、試験勉強をしていたけれど受からず。バイト先の飲食店で高級食材を扱っており、そこで美味しい『食』に触れる。そして当時伊勢丹で買ってみた小松菜が美味しい!と感動し、翌日も買いに走る。それが『やさい』への第一歩だったのかなと。あと休日はよく自然を求め公園へ行っていたようです。

Q、主な作物や人気の野菜などについて教えてください

A、多品目野菜で季節のおやさい BOXを定期宅配で直送しています。人気野菜は‥あえて言うならば春菊・人参とか?春菊苦手な方が好きになった!と言う報告が嬉しかったです😊!冬の方が糖度が増すので『美味しい!』に繋がりやすいとも思います。やはり肥料の濃さが味の濃さにも繋がるところもあるので、インパクトとしては自然栽培のおやさいは味が薄いと思います。でも、雑味やえぐみの少なさ、身体への負担の少なさ、野菜本来の味わい、栄養・微量要素の高さはあるなと感じます。

~ここでそよかぜ農園さんのパンフレットより引用を挟みます〜

そよかぜ農園のお野菜は

『無肥料自然栽培』というやり方で育っています。

農薬・化学肥料・動物性堆肥などは畑に持ち込まず、

緑肥で土を作っています。

緑肥とはマメ科やイネ科の植物。

土の力がまだ足りないかな?と思う畑にはそれらを育て、

土に戻し、土を豊かにしていきます。

多様な微生物でバランスのとれた土は

元気で美味しい野菜を育ててくれます。

家畜の飼料や化学肥料の原料の多くは輸入です。

輸入に頼らず畑の中の循環で作物を作ることは、

未来にとっても大切なことだと思っています。

四季の流れに沿って育てた”旬”のお野菜には、

その季節に生きるための栄養がたっぷり!

その中でも露地野菜には健康な身体を作るための

微量要素も豊富です。

体をつくっているのは食べたもの。

自然の恵みがぎゅっとつまった新鮮なお野菜を

日々の生活に取り入れてみませんか?

さて、質問に戻ります^^!

Q、マイブームはなんですか?

A、わたしは、チャポンと行こう!(北欧、暮らしの道具店のラジオ番組))

Q、これからのことについて教えてください。

A、”この地を楽園にしたい”なんていうと凄いですが(笑)人が来てくれた時に心も体もゆったりできる空間にしていきたい。だから、庭作りも家作りもすべてわたしたちの仕事『農業』。現在、新宅をセルフビルドで建築中2年後あたりに住めるかな?かなり大きい平屋です。数人ならば泊まれるように、農園でゆっくり過ごせるようにとの考えでこの設計にしました。ゆくゆくはゲストハウスも建てたいと計画中。わたしが作るイツモノ(米粉のお菓子)の工房は秋頃には完成予定。うちの田んぼの自然栽培米とおやさいで作っているお菓子。本格的にスタートです!

そして『農業』は確かなことだなと、年月を重ねてきたこの頃ますますそう感じています。生きていく上で、着実に根を伸ばし、しっかり張り、それからみきと葉を伸ばす。特にこのやり方(自然栽培)だと、本当にゆっくりです。根を張るのにとても時間がかかります。でも、とても確かなものを感じています。これから、とてもワクワクしています。

Q、読者へのメッセージをお願いします。

A、そよかぜ農園では、季節の”旬”のおやさいをその時々のおまかせでお届けしています。もしご興味のある方はインスタ、HP見てみてくださいね。もちろん、風の森キッチンさんでも美味しくお料理していただいたおやさいが召し上がれます。

インスタグラム: https://www.instagram.com/soyokazenouen/

HP: http://soyokazenouen.me

そよかぜ農園さん、インタヴューありがとうございました!

毎週届くおやさいBOXを開ける瞬間が大好きです。農園の香りと綺麗なやさいたち、時折季節の草花が小さなギフトで添えられています。自然の中の暮らしの息使いが感じられて嬉しくなるんです。農園のお手伝いにお弁当を持って皆で訪ねたいと思っています。